このブログについて

MagicFluteは6本の指だけで3オクターブもの音域を演奏できる電子吹奏楽器。

このブログ「MagicFluteを作ってみよう」では、奇楽堂が試作してきたこのMagicFluteについて、一般の方でも製作出来るよう、各部品や作り方の情報を掲載していきます。
また、奇楽堂が開発したオリジナル部品セットの頒布に関する情報や、オリジナルiPhoneアプリの紹介なども掲載していく予定です。

あなただけの電子の笛を作ってみませんか!
ただいま、より安く製作できる組み立てキットを開発中です。乞うご期待!
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以下、このブログのカテゴリーの内容を紹介します。
1.MagicFluteとは:MagicFluteの機能や使い方、動画などを紹介します。
2.作り方overview:MagicFluteを作ってみたい方は、まずこちらからお読みください!
3.電子基板の作り方:電子部品の基板への取り付け方、配線など、電子回路系の製作の詳細情報をご紹介します。
4.リコーダー型の組立て:リコーダー型筐体への電子部品取り付けや、全体組立てについて。
5.オカリナ型の組立て:オカリナ型筐体への電子部品取り付けや、全体組立てについて。
6.部品情報:MagicFluteを製作するために必要な部品モジュールの購入先を紹介します。
7.オリジナル部品情報: MagicFluteのオリジナル部品を集めたセットの内容や購入方法、3D Printによる筐体の内容や購入方法について。
8.ファームウェアについて:マイコン内部に搭載されたプログラムのバージョン履歴など。
9.音源情報:MagicFluteを接続して音を鳴らすためのMIDI音源の紹介など。
10.設計資料:必要に応じてMagicFluteの各種設計書を掲載します。

6-1.気圧センサLPS25Hモジュール

LPS25H使用 気圧センサーモジュールDIP化キット
秋月電子通商
¥600



この気圧センサーは、現在の気圧を絶対値でセンシングし、これをI2C, SPIなどのIFでCPUに情報を伝えます。
MagicFluteでは呼気の強さを気圧で計測するため、このセンサーを使用しています。

6-2.加速度センサADXL345モジュール


3軸加速度センサモジュール ADXL345(SPI/IIC)
秋月電子通商
¥450


加速度センサは、その名の通り加速度をセンシングします。
アインシュタインの一般相対性理論により重力は加速度と等価な物理現象と見なせるので、加速度センサでは重力のセンシングも可能です。
このセンサにはX軸、Y軸、Z軸の三つの加速度センサが搭載されており、単純な加速度だけでなく、衝撃や、センサの傾きや、無重力状態(モノが落下している状態)を検出できます。
MagicFluteは、楽器の傾きを検出するためにこのセンサーを利用しています。

6-3.タッチセンサMPR121モジュール


MPR121搭載静電容量タッチセンサコントローラ
スイッチサイエンス
¥1,243


せんごくネット通販
¥1,120





淡白な包装の割に結構なお値段がします。
このモジュールには、合計12個の電極に人が手が触れたかどうか判断するセンサーが搭載されています。12個の穴を電極に繋げます。
もう片側にある6個の穴はI2C、あるいはSPIにてCPUと接続します。

MagicFluteでは3つの接点があるタッチシートを2枚使うので、穴6つ分しか使いません。

6-4.I2Cバス用双方向電圧レベル変換モジュール(PCA9306)


I2Cバス用双方向電圧レベル変換モジュール(PCA9306)
秋月電子通商
¥150


この部品はI2Cバスの電圧変換に使います。
PIC18F14K50はUSB出力のために5V動作します。ところが、MagicFluteで使用するセンサー類は全て3.3Vです。
センサーとPICとはI2Cで通信をしていますので、このI2Cのレベル変換を行ってあげる必要があり、この部品を使用しています。

6-5.タッチセンサ用透明電極フィルム

タッチセンサ用透明電極フィルム 3ch
BTOS (ビットトレードワン公式オンラインショップ)
¥700

このフィルムを2枚購入する必要があります。